「平和とこども」を考えるとき、戦後の日本が抱えた深い傷を思い起こします。戦争の影響を受けた子どもたちは、物理的な傷だけでなく、心の傷を負いました。その中で、保育者はこどもたちの心を癒し、平和な社会を築くために何をすべきかが問われます。保育者の責務は、単に教育を行うことにとどまりません。こどもたちに、平和の大切さや思いやりを伝えることが求められます。戦後の復興とともに、保育は社会の基盤を作る重要な役割を担っていました。今日、こどもたちが平和を享受できる未来をつくるために、保育者はその手本となり、愛と共感を育む環境を提供し続けることが大切です。

「疎開保育80年目の集い@妙樂寺2024年12月14日」