検索

研究室レター

神様とこども

葛西 健治准教授
専門
音楽(声楽)

今朝、保育園に登園中の長男(3歳7か月)が道すがら大きな赤いダンプカーを見付けると、「これ、神様に教えようね!この赤いダンプカーのおもちゃ、今度神様にもらおうね!」と嬉しそうに話してくれました。もちろん、いつもおもちゃを買って用意するのは私ですが、「神様がEちゃんのために買ってくれたんだよ」と言って渡した時の私の言葉を、長男はずっと信じ続けているのです。ユーミン(松任谷(荒井)由実)は《やさしさに包まれたなら》(1974)の中で、「小さい頃は神さまがいて 不思議に夢をかなえてくれた/毎日愛を届けてくれた」と歌っています。歌(声)も音(楽)も愛も、神様と同じように、目には見えませんよね。目に見えないものを感じる、信じることの尊さ、その心の豊かさを、私はいつも我が子の姿に学んでいます。