
薄曇りの中でしたが、4月に入学したばかりの1年生が宝仙寺の境内に集まりました。本学では、毎年4月8日の釈尊のお誕生日を記念して、仏教行事「降誕会(花まつり)」が開催されます。
式典は花御堂を中央に据えた本堂で、新型コロナウィルス感染防止対策をしたうえで「衆会」の歌唱で始まりました。宝仙学園理事長・宝仙寺住職の冨田道生先生のご法話では、釈尊の誕生をめぐる言い伝え、釈尊の教えが北伝・南伝仏教としてアジア各地に伝播したこと、また、「天上天下唯我独尊」の言葉にちなんで、生き物それぞれの生命の価値を認めることの大切さ、数珠の目的や使い方、について教えていただきました。今年の灌仏は、大学を代表して太田学長と石川学部長によって行われ、最後に全員で甘茶をいただき、降誕会を終えました。