
充実した学生生活のために、こども教育宝仙大学は、さまざまな支援体制を準備しています。
大学は高校までとは違って、クラスに分かれて担任の先生から学習上・生活上のことなど細かい指示や援助が与えられることはありません。基本的には学生自ら の判断で行動することになります。しかし、その環境に慣れるためにはしばらく時間がかかります。そこで、本学においては、1年次から4年次までの必修ゼミ 科目を担当する専任教員が、そのゼミに所属する学生のアドバイザーになります。アドバイザーは、ゼミの授業担当者という役割だけではなく、以下のような修学上の問題をはじめ、学生生活全般にわたる指導・助言を行います。
学生が修学上の質問や悩みを専任教員に相談したり指導を受けたりするための時間を「オフィスアワー」と称し、教員は毎週授業2コマ分に相当する時間をこれに充てています。各学期のはじめにアドバイザーとなる教員のメールアドレスが提示され、メールによる相談の予約をすることができます。
こども教育宝仙大学図書館はこども教育の専門図書館で、幼児教育の現場で必要となる絵本や紙芝居からビデオ教材にいたるまでを完備。こどもの心を育てるために必要な書籍や資料が豊富に備えられており、さまざまな情報収集や閲覧のほか、専門スタッフがこどもの年齢にあわせた絵本や教材選びなど、いろいろな相談にも対応します。保育実習、教育実習にも役立ち、幅広く活用できます。
また、図書館の空いている時間を使って楽しいイベントも開催されており、学生にとっての憩いの場にもなっています。
学生相談室では、みなさんが楽しく充実した学生生活を安心して送れるよう、困ったことや悩んでいることなど、いろいろな相談に応じています。みなさんが抱えているつらさや問題を少しでも楽にできるような手がかりを見つけるために、カウンセラーがみなさんのお話をじっくりと聞きながらいっしょに考えていきます。相談内容によってはより適切な相談機関を紹介します。
相談内容については秘密厳守ですので、他人に知られてしまうといった心配はありません。また、成績や就職などに影響することも全くないので安心してください。学生から「授業担当の先生に伝えてほしい」という要望がある場合は、みなさんに内容を確認しながら進めます。
相談は基本的に予約制となりますが、予約が無くても、来室者がいないときや緊急の場合は、相談を受けることができます。その場合、少し待って頂くことがありますので、ご了承ください。
予約の方法は、下記の通りです。メール・電話・教員を通してのいずれかの方法で、できるだけ来室の予約をしてください。
3号館3階 学生相談室
週2日(詳細は、年度始めに配布するパンフレットを参照してください)
学生時代は、『学生時代は自分自身の健康管理ができるようになる』という意識を自ら育み、将来に向けて健康の保持増進のための生活習慣を身につけるべき大切な時期です。
保健室ではそれらを支援するために定期健康診断や健康相談、応急処置などを行っています。
学内で急に体調が悪くなったり怪我をした場合は、応急処置をします。
また状況に応じ近隣医療機関等への紹介を行っています。
体調不良の時はベッド休養することもできます。無理をせず保健室を利用してください。
内服薬については、薬物アレルギーや副作用等の事故防止のため出しておりません。
自分の体質に合ったものを各自、用意しておいてください。
心身の健康や生活のことに関して相談に応じます。病院受診や紹介、現在治療中の病気について、健康診断や抗体検査の結果についてなどの身体に関することや精神的なことについてもお気軽にご相談ください。一人で考えずに一緒に考えましょう。また、必要な場合は学生相談室とも連携します。
保健室に体脂肪計・自動血圧計・体重計など設置しています。
健康の自己管理に利用してください。
保健室からの学生に連絡すべき事項は、ポータルシステム等によって行います。
毎年4月に『学校保健安全法』に基づき、定期健康診断を全学生対象に実施しています。この健康診断により自分の健康状態についての情報を得、病気の発見と予防に役立てることができます。診断の結果、異常があると認められた人には、保健指導等を行い再検査の指示を出しています。
また、大学で実施する定期健康診断を受けられなかった場合は、他の医療機関で受けていただき、その結果を保健室に提出してください。その場合の費用は個人負担となります。尚、健康診断未受診の場合や、未受診の項目がある場合は、実習や就職活動などで必要となる健康診断書の発行ができませんので注意してください。
※健康診断に先立ち、健康調査票を提出していただきます。この調査票は大学生活をサポートするための保健管理の資料とし、実習や学外活動、緊急時の対応等で活用していきます。
病気やケガをした時、医療機関で診察を受けるには「被扶養者健康保険証」が必要になります。万が一に備え、登校時には携行するようにしてください。
下宿等で保護者から離れて生活している学生で、本人用の「被扶養者健康保険証」がない場合は「遠隔地被扶養者証または健康保険遠隔地被保険者証」を携行していてください。(保護者の加入している健康保険組合保険機関に申請してください。)
AED(自動対外式除細動器)は第一学生ホールと4号館の入り口正面に設置してあります。
突然の心肺停止の救命措置の際に使用する機器です。いざという時のために設置場所をしっかり覚えておきましょう。
本学では、「公欠」の制度はありませんが、学校保健安全法で出席停止が定められている疾病にかかった場合は、又はかかった疑いがある場合、学内感染及び感染拡大防止のため、出席停止の取り扱いとします。
出席停止により、授業・試験を欠席する学生に対しては、不利益とならないよう、所定の手続きにより配慮します。
文部科学省では学校で特に注意をしなければならない感染症を以下のように定めています。
いわゆる法定伝染病で、特殊なものです。
エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、ペスト、マールブルク病、ラッサ熱、急性灰白髄炎、ジフテリア、南米出血熱、重症急性呼吸器症候群、痘そう、鳥インフルエンザ(H5N1型)、指定感染症および新感染症
学校で多く見かける感染症で、「飛沫感染」(唾液を介しての感染)するのが特徴です。
病名 | 出席停止期間 | 主な症状 | 感染 経路 |
潜伏 期間 |
---|---|---|---|---|
新型コロナウイルス | ■有症状の場合:発症した後5日を経過し、かつ、症状が軽快した後1日を経過するまで ■無症状の場合:検体を採取した日から5日を経過するまで |
疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛、咳、喀痰、息切れ、胸痛、脱毛、記憶障害、集中力低下、頭痛、抑うつ、嗅覚障害、味覚障害、動悸、下痢、腹痛、睡眠障害、筋力低下等 | 飛沫 接触 エアロゾル |
2~7日 |
インフルエンザ ※H5N1型を除く |
発症後5日を経過し、かつ、解熱後2日を経過するまで。 | 急な発熱、頭痛、全身倦怠感、筋関節痛、鼻水、咳 | 飛沫 接触 |
1~4日 |
百日咳 |
特有の咳が消失するまで。 |
はじめは普通のかぜ症状で始まり、次第に特有の咳(コンコンという連続した咳の後、息を吸うときにヒューという笛音が出る)が出てくる。 | 飛沫 接触 |
7~10日 |
麻疹 (はしか) |
解熱した後3日を経過するまで | 発熱、咳、鼻水、結膜炎。頬の内側に白い斑点(コブリック斑)ができる。発熱が4日より皮膚に発疹。 | 飛沫 接触 |
7~18日 |
流行性耳下腺炎 (おたふくかぜ) |
耳下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、全身状態が良好になるまで | 唾液腺の腫脹、圧痛、えん下痛、発熱 | 飛沫 接触 |
12~25日 |
風疹 (三日はしか) |
発疹が消失するまで | 発熱、赤い発疹、リンパ節腫脹(耳・首の後ろ、後頭部の下などが腫れる) | 飛沫 接触 |
14~23日 |
水痘 (水ぼうそう) |
すべての発疹か痂皮化するまで | 発疹(紅斑・丘疹・水疱・痂皮)が体の中に次々と出る。かさぶたとなり、先に出たものから治っていく。 | 空気 | 10~21日 |
咽頭結膜熱 (プール熱) |
主要症状が消退した後2日を経過するまで | 発熱、頭痛、食欲不振、全身倦怠感、のどの痛み、結膜充血、眼痛、流涙等 | 飛沫 接触 |
5~7日 |
結核 | 症状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認められるまで | 初期は自覚症状なし。X線検査で発見されることが多い。倦怠感、寝汗、発熱、体重減少、咳、痰、胸痛 | 空気 | 2年以上 |
髄膜炎菌性髄膜炎 | 頭痛、発熱、けいれん、意識障害、髄膜刺激症状 | 飛沫 | 2~10日 |
第1・2種以外のもので、やはり学校などで流行しやすいものです。
病名 | 出席停止期間 | 主な症状 | 感染 経路 |
潜伏 期間 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|
流行性角結膜炎 | 症状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで | 流涙、眼瞼の浮腫、結膜炎 | 接触 | 5~14日 | |||
急性出血性結膜炎 |
症状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで |
目の強い痛み、充血、めやに | 飛沫 接触 |
1~3日 | |||
腸管出血性大腸菌感染症(O-157) | 症状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで | 水様性下痢、激しい腹痛、血便 | 経口 | 2~9日 | |||
腸チフス、パラチフス、コレラ、細菌性赤痢、その他の感染症(マイコプラズマ肺炎、感染性胃腸炎、溶連菌感染症、ヘルパンギーナなど) |
出席停止期間は、「発症後5日を経過していること」と、「解熱後2日が経過していること」の2つの条件を満たす必要があります。
発症とは発熱の症状が現れたことを指し、日数を数える時は、発症日は含まず、翌日からを発症1日目と数えます。両方の条件を満たさなければならないため、たとえ発症後すぐに解熱し、元気になったとしても、発症から5日間が経過していなければ、登校できません。
※発症日とは・・・病院を受診した日ではなく、インフルエンザ様症状(発熱、筋肉痛、咳、寒気等)が始まった日
※解熱日とは・・・平熱(普段の体温)に戻った日
以下の早見表を参考に、カレンダーなどで登校可能日を確認してください。
その後は解熱した日によって出席停止日が順次延長されていきます。
・インフルエンザやコロナ陽性となった場合は、以下の内容をメールで罹患報告を行ってください。
宛先:授業担当教員と大学事務部(教務・学生課:kodomo_kyomu@po2.hosen.ac.jp)
メール題名:出席停止連絡・学籍番号・氏名
メール本文:①学籍番号・氏名
②診断された病名(例:コロナ、インフルエンザA型 等)
③発症日
④最終登校日
⑤医師からの指示内容(療養期間等)
※濃厚接触者相当の場合の報告は不要です。
出席停止連絡方法については、以下のフローチャートまたは学生生活ハンドブック(p20)を参照してください。
障がいのある学生は、「障害者差別解消法」により、修学上の困難に対して、周囲の環境調整を行う「合理的配慮」を求めることができます。本人との面談をふまえて、可能な範囲での配慮内容を決定します。合理的配慮の提供には診断書や検査所見等の根拠資料が原則的に必要です。
まずは「学生相談室」にご連絡ください。
こども教育宝仙大学は、言動によって人権を傷つけられたり、不快感を与えられたり、教育環境を損なわれることがないように、努力し、問題が起った場合は迅速かつ適切な対応と、最善の解決に努めています。
相手を傷つけていると気づかない場合があります。互いに対等な人格であることを認め、これを尊重するとともに、相手の立場に立って考え行動しましょう。
アドバイザー教員または学生課窓口に相談して下さい。
相談を受けると、ハラスメント防止委員会で対策を講じます。
互いの人格を認め、これを尊重するとともに、相手の立場にたって考え行動しましょう。日頃の努力によってさわやかなキャンパスを形成していきましょう。